飲み会の幹事をやると、よく発生するパターンですよね。みんなからお金を現金で集めて、支払いは自分のクレジットカードでまとめて支払う。
でも、マネーフォワードで家計簿を管理していると、このときの帳簿付けに困ります。全員分の代金のクレジットカード支払いが飲み会代として記録されてしまうからです。
自分の分の代金だけを飲み会代として記録したいですよね。
これを実現する方法を紹介します。
2人分の食事代を立替えたとき
2人で食事に行ったときに、食事代が次の通りだったとします。
自分の食事代 | 1,500円 |
---|---|
相手の食事代 | 1,500円 |
2人分の合計 | 3,000円 |
このとき、正しく割り勘するために次のように支払いを行いました。
- 2人分の合計3,000円を自分のクレジットカードで支払う
- 相手から1,500円を現金で貰う
これで、自分の支払いは1,500円、相手も1,500円支払ったことになり、ぴったり精算できました。さて、家計簿を付けているマネーフォワードにはどう登録されるでしょうか?
そのまま登録すると正しくない
実際のお金の流れの通りに登録すると次のようになります。
クレジットカード | 支出 (食費) | 3,000円 |
---|---|---|
現金 | 収入 | 1,500円 |
3,000円を食費として支出し、謎の収入1,500円が発生しています。実際には1,500円の食費の支出が発生しただけなので、それだけを家計簿につけたいですよね。
そこで、少しテクニックを使います。
立替用の財布を作る
まず立替用の架空の財布をマネーフォワード上に作成します。
上の画像のように、普段現金管理として使っている「財布」とは別に「立替」という財布を作ります。名前は何でも構いません。
立替財布を通して登録する
そして、次のように登録作業をします。
- 自分の食事代1,500円を立替財布からの支出として入力する
- 相手の食事代1,500円を立替財布から実際の財布への振替として入力する
- 3,000円のクレジットカード明細が到着したら、それをクレジットカードから立替財布への振替に変更する
まず1で、1,500円を自分の食費の支出として記録しています。
次に2で、実際の財布の金額を+1,500円しています。これは実際に相手から1,500円を現金で貰っているので、金額上は正しいですよね。
最後に3により、立替財布の金額を-3,000円から0円に戻します。
最終的に1で作業した1,500円の支出のみが計算され、正しい帳簿付けが完成します。
解釈としては、クレジットカードから3,000円を立替財布という架空の電子マネーにチャージして、その電子マネーで自分の食事代1,500円を支払い、残りの1,500円は現金財布にさらに移動した、と考えると良いでしょう。
また、立替財布の金額がマイナスのときは、まだ精算の帳簿付けが終わっていないという目印になります。クレジットカードの明細到着まで数日かかることが多いので、とても便利です。
3人以上の場合
3人以上の場合も2人の場合の応用で実現することができます。上で示した手順の「相手」を「自分以外の全員」に置き換えることで、同様の手順で帳簿が可能となります。
まとめ
クレジットカードで複数人の食事代を立替えたときにマネーフォワードに正しく登録する方法を紹介しました。慣れるまではちょっと面倒ですが、非常に便利な方法なので、この問題に困っている方はぜひ利用してみてください。