Google Analytics で自分の PC やスマホからのアクセスを除外する方法

Google Analytics でアクセス解析をする上で、サイトのアクセスが少ないうちは自分の PC やスマホからのアクセス数がノイズになりますよね。

正しくアクセス解析するためには、自分のアクセスを除外する必要があります。

自分のアクセスを Google Analytics から除外する方法を以下の4つに分けて紹介します。

  1. 自宅 IP アドレスの除外
  2. PC からのアクセスの除外
  3. iPhone からのアクセスの除外
  4. Android からのアクセスの除外

判別チャート

4つの方法のどれを実施すれば良いか判断するための判別チャートです。これを参考にして読んでみてくださいね。

自分のアクセスを除外する4つの方法の判別チャート

自宅 IP アドレスの除外

自宅のインターネット回線の IP アドレスを Google Analytics に除外登録する方法です。この方法であれば、自宅のインターネット回線でサイトにアクセスする限り、PC からのアクセスはもちろん、スマホを自宅 WiFi に繋いでアクセスした場合も除外することが出来ます。

設定手順

自宅 IP アドレスの確認

まず、自宅のインターネット回線から下記のサイトにアクセスして IP アドレスを確認します。

xxx.xxx.xxx.xxx のような数値の並びが表示されましたよね。これがあなたのインターネット回線の IP アドレスです。

Google Analytics にフィルタを追加

確認した IP アドレスを Google Analytics の除外フィルタに登録します。下記の手順で「フィルタの編集」画面を表示します。

管理 > すべてのフィルタ > フィルタを追加
Google Analytics の「フィルタの編集画面」の表示方法

表示された「フィルタの編集」画面で下記の通りに設定します。

Google Analytics の IP アドレス除外フィルタの設定方法

これで、自宅の IP アドレスが除外されるようになります。

アクセスが除外されているか確認

最後に念の為、正しくアクセスが除外出来ているか確認しましょう。Google Analytics の「リアルタイム」メニューではリアルタイムにサイトへのアクセスを確認できます。自宅のインターネット回線でサイトにアクセスしたときに、アクセスがカウントされないことを確認します。

Google Analytics のリアルタイムアクセス確認画面
この方法で自宅の IP アドレスのアクセスを除外できますが、IP アドレスはルーターを再起動すると変わります。そのときは再度、新しい IP アドレスで設定し直す必要があります。

また、もちろんですが、外出先からサイトにアクセスした場合は除外できません。そのため、次に紹介する方法も組み合わせて、外出先からのアクセスも除外しましょう。

PC からのアクセスの除外

Google が公式提供している「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」をブラウザにインストールすることで、PC ブラウザからのアクセスを除外することができます。

アドオンをインストールしたブラウザからのアクセスであれば、外出先でもアクセスを除外できるため、非常に便利です。

設定手順

下記 URL にアクセスしてアドオンをダウンロード & インストールします。

アドオンが対応しているブラウザは下記の通りです。 (2019年4月9日時点)

  • Google Chrome
  • Internet Explorer 11
  • Mozilla Firefox
  • Safari
  • Opera

インストール手順はブラウザによって異なるので、インストールページの案内の通りに設定していきましょう。Google Chrome であれば、拡張機能として簡単にインストールできますね。

iPhone からのアクセスの除外

AdFilter アプリを利用することで iPhone の Safari ブラウザからのアクセスを除外することが出来ます。携帯回線による iPhone のアクセスも除外することができるため、外出先や移動中でも気兼ねなく自分のサイトを確認できますね。

設定手順

AdFilter アプリのインストール

iPhone で下記 URL にアクセスして AdFilter アプリをインストールします。

AdFilter アプリの設定

アプリを開き、下タブの「高度なブロック」から「Google アナリティクス」をオンにします。

AdFilter アプリで Google Analytics をブロックする手順

Safari の設定

次に Safari の設定の「コンテンツブロッカー」から AdFilter を許可します。

設定アプリ > Safari > コンテンツブロッカー

以上で設定完了となります。

あくまでも Safari ブラウザからのアクセスのみ除外されます。そのため、Safari 以外のブラウザアプリ (Yahoo! ブラウザなど) でアクセスした場合は除外されません。

Android からのアクセスの除外

Sleipnir というブラウザアプリを利用することで、Android からのアクセスを除外することができます。Sleipnir には「エクステンション」という機能があり、様々なエクステンションをインストールすることが出来ます。このエクステンションの1つとして提供されている「Google アナリティクス オプトアウト」をインストールすることで、アクセスを記録しないようにします。

iPhone の場合と同様に、携帯回線によるアクセスも除外することができるため、外出先や移動中でも自分のサイトを確認できますね。

設定手順

Sleipnir ブラウザのインストール

Android 端末で下記 URL にアクセスして Sleipnir をインストールします。

エクステンションの追加

Sleipnir を開き、右上のメニューを操作して Extensions Gallery を表示します。
右上のメニュー > エクステンション > エクステンションを入手する

表示された Extensions Gallery のページをスクロールし、「Google アナリティクス オプトアウト」をインストールします。もし見つからなければ、「もっと見る」の先を探してみましょう。

Sleipnir ブラウザで「Google アナリティクス オプトアウト」エクステンションをインストールする手順

以上で設定完了となります。

あくまでも Sleipnir ブラウザからのアクセスのみ除外されます。そのため、Android 標準の Chrome ブラウザを含む、その他ブラウザのアクセスは除外されません。

まとめ

Google Analytics で自分の PC やスマホからのアクセスを除外する方法を4つ紹介しました。

  1. 自宅 IP アドレスの除外
  2. PC からのアクセスの除外
  3. iPhone からのアクセスの除外
  4. Android からのアクセスの除外

外出先から自分のサイトを確認する方は、①に加えて、②③④も設定しましょう。お使いの環境に合わせて、ぜひ設定してみてください。